札幌ツアー2024 Part⑦

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2日目の目的地は小樽です。

 

Part⑤でも書きましたが、今回のツアーで訪れる予定の飲食店名が唯一決定しているのが小樽の「なると」です。

ですから、小樽に向かわないとダメなんです。当たり前ですが。

 

さて、我々一行が小樽に向けて車を走らせていると、山川代表から驚きの提案がなされました。

小樽のグループホームを見学に行かないかと言うのです。

知り合いが小樽でグループホームを経営していて、見学に行って良いか打診していると言うのです。

ブログ担当大臣の職員Aは、ブログネタさえできれば他に何もいらない特殊な人間ですので、そりゃ、二つ返事でオッケーですよ。

1日目を終えて、焼肉食って、ビール飲んで、ジャパン(日本酒)飲んで、マッコリ飲んで、遊んでばかりだと思われても困るので、ちょっと「学び」の場を設けていただいた方が良いという想いがないと言えばウソになります。

 

ただし、ここで問題がありまして、その時点で先方からまだ返事が来ていなかったんです……

まぁ、グループホーム見学ができなければ当初の予定通り小樽の観光をするだけなので問題ないと言えば問題ないんですけどね。

 

時間は10:00前。小樽に向かい札樽道を走っておりました。10:30には小樽に着く予定です。

 

その時、山川代表のもとに見学OKの連絡が入ったのです。こうして私たちは小樽のグループホームを見学することになりました。

 

見学させてもらったのは、「小樽グループホーム  らしくホーム」さんです。実はグループホームに隣接して「小樽就労継続支援B型  らしくワーク」さんもあり、そちらも見学させていただきました。

就労継続支援B型  らしくワーク

らしくホーム錦町(女性専用のグループホーム)

 

案内してくださったのが、株式会社 トゥー・トゥーの代表取締役の秋田学さんです。

秋田さんは函館出身の方です。函館で山川代表と知り合い、そのご縁で今回の見学会が実現しました。

突然の訪問だったにも関わらず、快く我々を受け入れてくださり、いろいろと教えていただきました。

 

結論から言うと、1日目の「炭や」に続き、このグループホーム見学も山川代表のファインプレーとして認めましょう。

 

秋田さんは、障がい福祉を通して社会問題・地域課題を解決していくんだととても情熱的に話され、私たちは大いに刺激を受けました。

私たちは秋田さんのパワーに負けないように、何でも吸収してやるぞという意気込みで話を聞き、時折はこちらから少しでもプラスになるような何かを与えられたらと提案もさせていただきました。

秋田さんは、障がいをもった方の経済的な自立を支援できる環境をつくろうとされています。そのために利用者さんの工賃アップという明確なビジョンを掲げています。

 

職員Aもこれは長年疑問に思っていました。工賃が最低賃金を下回るってどういうことなんだろうと。

障がいがあるからっていう理由で人を安い賃金で働かせていいのか? 最低賃金以下ってことは、もはや「人」として認めてないんじゃないか?とまで考えました。

 

同じことを疑問に持ち、その問題の解決のために実際に行動されている秋田さんに敬意を表します。

就労継続支援B型事業所の「らしくワーク」さんでは、利用者さんともお話しさせていただきました。

利用者さん自らどういう仕事をされているか私たちに説明してくださり、とても明るく、生き生きとされているのが印象的でした。

私たちが訪問した時は、ちょうど「おたる潮まつり」の準備をしていました。

「らしくワーク」さんでは、高い工賃を実現させるために付加価値の高い商品の開発、製造、販売をしています。

それが「OTARUすしパン」です。米粉を使ったパンの上に海鮮を乗せたもので、「おたる潮まつり」に出店し販売すると話されていました。

「OTARUすしパン」は、読売新聞オンラインを始め、さまざまなメディアで取り上げられています。

秋田さんは自らメディアに出演するだけでなく、利用者さんもSNS等に積極的に露出することで「社会を変えるのは自分たちだ」という当事者意識を持たせようとされています。

我らがグループホーム、ブライトのこのブログも実は利用者さんから顔出しなどの了承は得ているのですが、ブログ担当大臣の独断で自主規制しています。まだまだ秋田さんほどの覚悟が無いという点が我々の課題です。

 

秋田さんには、お忙しい中、1時間以上いろんなお話をさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

さて、そろそろお昼どき。「なると」です。その前に小樽運河でベタな観光しましょうか。Part⑧に続く。