夢の話

ブログ

 

「夢」と言っても寝る時に見る夢ではありません。

 

ブログ担当大臣の職員Aです。

 

以前のブログで「夢がたくさんあるんです」なんて話をしました。

 

よくお酒の席で山川代表から「Aさんの夢は何ですか?」と聞かれます。

 

その度に私はいつも個人的な夢を言ってしまいますが、家に帰ったあと、この介護・福祉業界での夢を言った方が良かったのかなと反省します。

 

しかし、別の日に夢を聞かれるとまた個人的な夢を話してしまうんですというお話もしました。

 

 

 

今回はちょっとゆっくり考える時間があるので、この介護・福祉業界での夢を考えてみることにします。

 

私、ブログ担当大臣職員Aは、縁あってこの介護・福祉業界で働くことになりましたが、それまでは全く畑違いの仕事をしていましたし、今も全く畑違いの仕事もしています。

 

「全く畑違いの仕事をしていた」というのは、この介護・福祉業界で働くうえで不利な要素のような気がします。

 

やはり、介護の資格を持っていたり福祉業界の経験が豊富であったりした方が、仕事の役に立つというのは火を見るよりも明らかです。

 

そんなことは百も承知でこの業界に飛び込んできています。

 

それでも何年か働いてわかってきたこととして、「全く畑違いの仕事をしている」メリットもあるのではないかということがあります。

 

 

それは、私には「介護・福祉業界の常識が無い」ということです。

 

 

それまで介護・福祉業界の経験が無いのですから当然です。私はそれを「不利な要素」ではなく、「自分の強み」と思うようにしています。

 

介護・福祉業界の人の目線ではなく、いわゆる「普通」の人の目線で物事をとらえることができるのは良い事ではないかと思うのです。

 

介護・福祉業界のずぶの素人として、常識にとらわれない率直な意見が出せるのは逆に貴重なのではないか、と。

 

 

「前例がない」とか「そんなことはできっこない」なんて言葉は、私にとっては何の意味も持ちません。

 

なにせ私には介護・福祉業界の「常識」がないのでね。

 

そう考えてみると私にとっての「夢」は、前例がなく、誰もが「そんなことはできっこない」と思っていることを実現することだと思うのです。

 

私は毎年7月にスペシャルオリンピックスのイベントに合わせて、利用者さんを旅行に連れ出すのがいつのまにか恒例行事になっています(今年は残念ながらまだ行けていませんが)。

 

これまでの旅行の様子はブログでも紹介している通りです。

 

1年目は札幌日帰り旅行でした。2年目は一泊二日の旅行でした。そして、3年目の去年は二泊三日の旅行でした。

 

一歩ずつ、一歩ずつ、その歩みを進めて、その歩幅もだんだん大きくなっている、我らがグループホーム、ブライト。

 

 

そこで、いつか利用者さんを連れて海外旅行なんてどうでしょう。

 

 

それは「前例がない」し「そんなことはできっこない」って思われるんじゃないでしょうか? そういうことを言われれば言われるほど、やってやろうと思っちゃいます。なんせ私、「常識」ないんで(そのうち「職員X」を名乗るかもしれません)。

 

 

そもそも「前例がない」なんて、できない理由にならないですね。古今東西、何でも初めてのことは「前例がない」んですから。

 

 

「そんなことはできっこない」っていう意見も、できない理由になりません。問題があるなら、その問題をひとつひとつ解決していけばいいだけです。

 

 

「やってみなけりゃわからない」とはよく言いますけど、ホントですよ、これ。そして、これはやってみた人間にしかわかりません。

 

動いてみると問題の解決策は意外と見つかるものです。

 

「そんなことはできっこない」と言う人は、世の中のことを何でも知っていると誤解している人です。

 

「できる」方法や問題の解決策があるのを知らないのです。

 

もしくは諦めてしまっているか。

 

 

この「夢」が叶ったときこそ、私がこの業界に飛び込んだ本当の意味を知るときだと思います。