クリスマスソング
前々回のブログでは、「クリファン」こと「はこだてクリスマスファンタジー」についてお話ししました。
そのクリファンでは、クリスマスソングが流れているのですが、今回はそのお話。
クリスマスソングと言えば、Wham!(ワム!)のLast Christmas(ラスト・クリスマス)でしょう。クリファンの会場でもカバー曲ですが毎年流れています(子どもっぽい声で誰が歌っているかわかりませんが)。
ラスト・クリスマスなんてタイトルを聞くと、恋人たちの思い出の「最後の」クリスマスの話なのかなぁなんて思いがちですが、最後は最後でも「今から考えて最後のクリスマス」という意味ですから、要は「去年のクリスマス」ってことです。
別に感動のお話でもリア充の恋人たちが愛を語らっているお話しでも何でもないんです。むしろ、あんまり良くないお話なので、ああいう場所にふさわしくない歌なんですよ。
それでは歌詞とその和訳を。繰り返しの部分は無視しています。あしからず。和約は職員Aのオリジナルです。質問・文句は受け付けます。
Last Christmas
去年のクリスマス
I gave you my heart
僕は君にハートを捧げた
But the very next day you gave it away
でも君はちょうどその次の日にそれを捨て去った
This year
今年は
To save me from tears
涙から自分を守るために
I’ll give it to someone special
僕はそれ(=my heart)を誰か他の特別な人にあげるつもり
Once bitten and twice shy
一度噛まれたら二度目は臆病になる(注:「一度かまれると次は怖がる」という意味のことわざ。日本語で言うところの「あつものにこりてなますを吹く」)
I keep my distance
僕は君と距離を置いている
But you still catch my eye
でも、いまだに君は僕の目を奪う
Tell me baby
ねぇ、教えてよ
Do you recognize me?
僕のこと覚えてる?
Well
まあ
It’s been a year
あれから一年経つから
It doesn’t surprise me
(覚えてなくても)驚かないけどね
(Happy Christmas)
(よいクリスマスを)
I wrapped it up and sent it
僕はそれを包んで送った
With a note saying “I love you”
「愛してる」って書いてあるメモと一緒に
I meant it
本気だった
Now I know what a fool I’ve been
今は僕がバカだったって分かる
But if you kissed me now
でも、もし今君が僕にキスしたら
I know you’d fool me again
きっとまた僕は騙されるだろうね
A crowded room
混み合った部屋
Friends with tired eyes
疲れた目をした友だち
I’m hiding from you and your soul of ice
僕は君と氷のような君の心から隠れてる
My god
あぁ
I thought you were someone to rely on
君は信頼できる人と思ってた
Me?
僕?
I guess I was a shoulder to cry on
僕はただの悩みを聞いてくれる人だったんでしょ
A face on a lover with a fire in his heart
心に火を灯した恋人の顔
A man under cover but you tore me apart
隠してたけど君は僕を切り裂いた
Now I’ve found a real love
でも今は本当の愛を見つけた
You’ll never fool me again
君はもう僕を騙すことはできない
A face on a lover with a fire in his heart
心に火を灯した恋人の顔
(I gave you mine)
(僕は君に愛をあげた)
A man under cover but you tore him apart
隠してたけど君は僕を切り裂いた
Maybe next year I’ll give it to someone
たぶん来年は他の誰かに愛を捧げるつもり
I’ll give it to someone special
誰か他の特別な人に
こんな感じです。要は「去年のクリスマスふられちゃいました」って歌です。リア充の恋人たちが、大きなクリスマスツリーの前で聞く歌にはふさわしくないんです。メロディとかキャッチ―だし、なんか良い感じに聞こえますけどね。
ごくごくまれに勉強になる、ブライトoneブログでした。
それではみなさんMerry Christmas!