投票済証
昨日10月27日は、衆議院議員選挙でした。
投票済証ってご存知ですか?
投票した後に自由に持ち帰ってもいいもので、下の写真のような本のしおりみたいなサイズの紙です。
最近は、投票済証を持って行くと割引になる商品やサービスなどが多くなっているので、毎回持ち帰っている人も増えていますね。
ブログ担当大臣、職員Aもその一人です。
もっとも、私が興味があるのは商品の割引ではなく、そのデザインです。
今回は特に感動しました。私の大好きなものが写っていたんです。
もう一度、写真をよくご覧になってみてください。
これは、函館市縄文文化交流センター(参考までに11月3日の文化の日は、入場無料です)に展示されている出土品で、子どもの手形や足形の付いた土製品です。
現代の私たちも子どもの誕生日などに、手や足を色紙や粘土版に押しつけて、手形や足形を取りますね。
ただ、縄文時代のそれは、亡くなった子どもの足形を大切に飾っておいて、親が亡くなった時に一緒にお墓に埋葬したようです。
縄文人も現代人のように子どものことを想っていたんだなと思うとうれしくなりませんか?
ここ道南(北海道南部)は、縄文時代の遺跡が多い地域です。青森県の三内丸山遺跡に代表される北東北の遺跡群と合わせて、2021年7月27日のユネスコ世界遺産委員会で世界遺産登録が決定しました。
私は縄文時代が大好きです。
弥生時代から稲作が始まり、食糧を蓄えられる人とそうでない人のように貧富の差が生まれます。
その前の縄文時代は狩猟・採集の時代です。
食糧などを長い期間貯えておくことができないのですから、他人から奪っても意味がありません。
みんなで協力し合わなければ生きていけない時代なんです。
だから、きっと差別なんか無かったと思います。
現代は経済的に豊かになった反面、人々の心は貧しくなっているように思います。
特に障がいを持っている人に対して、「これはできないだろう」とか「自分で考えることはできないだろう」と決めつけているようなことはないでしょうか?
縄文時代ならば、みんなが助け合わなければ生きていけないのですから、誰もができることをして共同体に貢献するのが普通だったと思います。
私は、差別の無い社会を作るのはもちろんですが、人の心の奥底にある差別意識も解消したいと思っています。