オレンジの話

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今回は、オレンジの話です。

 

オレンジと言っても果物のオレンジではありません。音楽の話です。

 

 

私、ブログ担当大臣職員Aは、一切楽器が演奏できません。これでも小さい頃はピアノを習っていたのですが、全く弾けません。

 

音楽は「聴く専門」です。

 

「聴く専門」といっても洋楽しか聴きませんし、洋楽と言っても90年代以降のオルタナティブ・ロックしか聴かないという狭い範囲の人間です。

 

我らがグループホーム、ブライトtwoの利用者さんのNaさんは洋楽にお詳しく、UKロックの話で盛り上がったことがありました。

 

Naさんは、私より聴く音楽の幅が広く、洋楽でいうと80年代もお好きなようでした。

 

私も80年代はバリバリ生きていますから当然いろいろなバンドを知っているのですが、90年代の方がより多様で、自由で、普遍性を感じます。

 

90年代のロックを聴いていただければわかると思いますが、もう30年以上前の曲なのにまったく古さを感じさせません。

 

 

さて今回の話、『オレンジ』の話は、私の専門外、ラップです。

 

オルタナティブ・ロックの中にも、ロックとヒップホップが融合したミクスチャー・ロックというジャンルがあって、代表的なところだとレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンというバンドがあります。他にもリンキン・パークなどは日本でも有名です。

 

私もミクスチャーなら好きなんですが、ヒップホップ単体ですとまったく詳しくなく、200枚以上ある私のCD(CDとか言う時点でサブスク全盛の今、かなり貴重な存在になりつつあるのは認めます)の中でたった1枚だけがヒップホップというありさまです。

 

それくらい専門外なので、多少事前の勉強も必要でした。

 

まずは聴いてください。

 

 

どうでしたか?

 

コメント欄で、伸二田中さんも感想を残されてますが、

 

“声が良い! メロディアスなフックも印象的でした。対照的に荒削りなラップ部分も逆に想いが伝わってきます。”

 

本当にその通りだと思います。

 

「今や変わらぬセピアとオレンジ」から「あの日の傷は癒せないんでしょう」までのところをフックと言うそうです。それ以外のラップ部分はヴァースと言います。

 

よく、AというラッパーがBというボーカリストを招いて、「 A   Feat. B 」のような表記を見かけると思います。Feat.はFeaturingの略で、「呼び物にする」というのが本来の意味です。ゲストに招いて、それを売りにするということです。

 

この場合、Bという歌手がフックを歌うことになります。

 

 

『オレンジ』は、一人でラップして、フックも歌っています。その声質の違いが「対照的」で、綺麗なメロディのフックと想いの詰まったヴァースのギャップがとてもいいなと思います。

 

細かいことを言うといろいろあるんでしょうけど、そんなことがどうでもいいと思えるくらいエネルギーに満ち溢れていて、自分もそんなこと考えてた時代があったなぁなんて忘れていたことを思い出させてもらった気がします。