バスケ「コーチ」

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昨日6月22日(土)は、記念すべき日でした。

 

5月のブログ「スペシャルオリンピックス バスケ 2024」の中でこのように紹介しました。

 

来月から、私、ブログ担当大臣の職員Aがコーチみたいな役目を教育大学の細谷先生に仰せつかりました(と言ってもシュートするアスリートにパス出しするのと試合の審判するくらいで何も指導しませんが)。

 

そうです。私、ブログ担当大臣職員Aが「コーチ」デビューしました! (拍手)

 

そうは言っても、そんなたいそうな事ではないんですけど、すみません。今までも前のコーチがお休みされた時は細谷先生に頼まれて何回かやったことはありますし、本当に「コーチ」と言うにはおこがましいレベルの事しかしてません。

 

それが証拠に、ここにだいたいの流れを書きましょう。

 

まずみんなでランニング、体操をします。この体操の時、みんなの前に出て、かけ声をかけ見本を見せるのが我らがグループホーム、ブライトoneの利用者Iさんです。スペシャルオリンピックス(SO)の最年長として、物怖じせず堂々と行っていました。

それからみんなで走ったり、ボールを使ってドリブルをしたりという基本練習を行います。

ここまで約1時間くらい、じっくり体を動かします。

この間、「コーチ」職員Aは、みんなと走ったり、体操したりせず、体育館のすみっこで一人で準備運動をしています。主に入念にストレッチをしています(「いてて、いててと言いながら」)。

 

それから、ここで休憩をはさみます。熱中症とか怖いので、水分補給を充分に行います。

ここまでのところ、「コーチ」職員Aは個人的なケガ防止の準備運動のみ。なんなら利用者Iさんの方がコーチっぽい良い仕事しています。

 

後半は、上のクラスと下のクラスに分かれて活動します。

 

下のクラスは、細谷先生や教育大の生徒さんが見ます。そして上のクラスが私、「コーチ」の出番です。

今回は10人の参加でした。みんな何をやるかも慣れていてわかっているので、「コーチ」が何も言わなくてもできちゃうんです。

まず、ランニングシュート(通称ランシュー)。レイアップシュートですね。右から2本。2本目は「コーチ」がパスを出します。これがけっこう難しい。自分のタイミングと相手のタイミングが合わないとうまくいきません。私はリードパスというのですが、走っている選手の前に出すパスをかなり前に出して受け取る側の自由度を高める方が好きなんですが、アスリートのみなさんはそうではない人が多くて、あまりうまくいきませんでした。

それからランシュー、左から2本。2本目は「コーチ」がパス出しするのは同じです。

次に右0度(ゴールの真横)からのシュート。2本。2本目は「コーチ」がパス出しします。

この0度(ゴールの真横)からのシュートは難しいのです。ゴールリング以外に目標物が無いので距離感をつかむのが難しく、たくさん練習しないと入りません。

次に左0度(ゴールの真横)からのシュート。2本。2本目は「コーチ」がパス出しします。

最後にフリースロー近辺からのシュート。2本。2本目は「コーチ」がパス出しします。

 

ここでいったん休憩をはさみます。休憩後に試合です。

 

今回は10人でしたので、5対5での試合です。

「コーチ」の大事な仕事は、チーム分けです。が、何となく右側にいた5人(黄色ビブス)と何となく左側にいた5人(赤ビブス)にしてしまいました。これが災いの元でした。

前半3分で黄色チームが4ゴール立て続けに決め、8-0で休憩に入りました。

ちなみに利用者Iさんは負けている赤チームです。

これは「コーチ」として本当に申し訳ない。接戦になるようにチーム分けできなかったのは「コーチ」の責任です。

 

この休憩中にチームごとに分かれて作戦会議をするのですが、負けている赤チームはみなさん困り果てていました。中でもリーダー格のR君が「さぁ、どうしようかな」と困っていたので、「コーチ」は罪悪感から赤チームに肩入れしてしまいました(今までのコーチはこの作戦会議に参加していなかったと思います)。

チームの問題点(ディフェンスでは、リバウンドが取れず相手に攻撃のチャンスを何度も与えていることとオフェンスでは、パスばかり回してシュートが打てていないこと)を指摘し、改善点を提示しました。

 

後半が始まると、赤チームのメンバーは「コーチ」の指示をちゃんと聞いて良い試合になりました。利用者Iさんもゴールを決めました。結果10-2で赤チームは負けはしましたが、後半だけ見れば、2-2です。

ということは、チーム分けが問題ではなく、選手がどういうプレーをするかの方が重要で、「コーチ」の役割もそういう意味では大きいのかなと思った次第です。

今までは、ボランティアとして「お手伝い」くらいの立ち位置でSOに参加していましたが、これからはもう少し積極的にからんでいく立場になりました。

どうせならみなさんにバスケが上手になってもらいたいですし、私自身もこのことを通じて成長したいと思っています。いつか「コーチ」の「 」(かぎかっこ)がとれるようにがんばります!