Iさんのお誕生日
昨日12月23日は、我らがグループホーム、ブライトoneの利用者さん、Iさんのお誕生日でした。
Iさんは、ブライトoneの最古参のメンバーでいらっしいます。つまり「初期メン」です。ブライトの歴史をすべて知っていると言っても過言ではありません。
何度かこのブログでもご紹介していますが、Iさんはスペシャルオリンピックスのアスリートでもあります。
私、ブログ担当大臣職員Aも職員の中では最古参で、なおかつスペシャルオリンピックスの「コーチ」でもありますので、Iさんとはずっと一緒にいる気がします。
忘れもしない出来事があります。
私、職員Aは基本的に夜勤者なのですが、最初の1か月は日勤もやってました。
まだコロナ禍でマスクが合わず耳が痛くて、軽く出血している状態でした。それでもマスクはしなければならない時代でしたから、多少痛くても我慢してマスクをして勤務していました。
ある日の昼下がり、Iさんが外出すると言ったきり帰ってこないことがありました。
しばらくするとIさんは公衆電話から電話をかけてきて、どこそこのツルハにいると言うので、これから車でお迎えに行くのでその場で動かないようにお伝えしました。
これも今なら「気をつけて歩いて帰ってきてね」で終わる話なのですが、当時職員Aは半分パニックでした。
車でツルハに到着すると、いるはずの場所にIさんがいません。
私の精神状況はもう完全にパニックでした。グルグルと周囲を捜索していると別の職員から連絡が入り、Iさんがブライトoneに帰ってきたと言うではありませんか。
私は急いでブライトoneに戻り、Iさんに話をしようとしました。「動かないように言いましたよね、心配したんですよ」と言おうと思っていたんです。
そう言おうと思った矢先にIさんが私にマスクを差し出したのです。
「Aさん、耳から血が出てて痛いって言ってたから」と言って私にくれたマスクには「耳が痛くないマスク」と書かれていました。
私はその時を境に自分ができることを精一杯、Iさんをはじめブライトの利用者さんのためにこの身をささげようと心に誓い、今日も夜勤をしています。
一職員のためにこんなことをしてくれる利用者さんのために、自分は何ができるだろうと日々考えて生きています。
Iさん、お誕生日おめでとうございます。小さいケーキに48のロウソクが緊張感あります。

我らがグループホーム、ブライト山川代表曰く「hkd48」だそうです。
総選挙はしませんが、総監督は間違いなく、最古参Iさんですね。